『ちょろりんのすてきなセーター』(降矢なな 福音館書店)
~あらすじ~
寒がりの「ちょろりん」は洋品店で「はらっぱ色のセーター」
た。
しかし、貯金箱のお金だけでは足りません。
ランプ作りをしている「じいちゃん」の仕事を手伝い、
を買いに行った「ちょろりん」を待ち受ける悲しい結末とは・・・
はたして「ちょろりん」に大逆転はあるのか!?
子供の金銭教育。どこの家庭であっても、
ーマであるかと思う。しかし、
ろうか。
よくよく考えてみれば、
し、今現在も、
私は以前、ファイナンシャル・プランナーの仕事をしていた際に、
の金銭教育について相談を受けたことがある。
家庭によって教育に対する考え方は多種多様であり、
とはできない。
ただ、現代日本人の多くが、
感を覚えているのではないだろうか。
その違和感こそが、子供に対して、
できない原因の一つであるように思う。
中には、市場経済を崇拝し、
たり、お金のことを考えるのは卑しいことである、
ることだろう。
しかし、そのいずれも子供の将来にとって、
う。
大切なことは「人にとって大切なモノは何か」「なぜ、
存在があるのか」「それをどのように活かしていけばいいのか」
頭で考え、本質を掴んでいくことであろう。
この本を魅力的に感じた所以は、欲しい物を手に入れるためには「
を流して働かなければならない」こと。
そして、人との関係は、お金だけではなく「
や「願いが叶わず、涙する姿」に心打たれて、
を叶えてあげたくなる、
すてきなセーターが欲しくてたまらない、ちょろりん。
に、自分の仕事を手伝わせるじいちゃん。
欲しかったセーターが「とかげ用」ではなく「へび用」で悲しむ、
んのために・・・頑張ってくれる、びきびきおばさん。
個人的には、一見、無愛想で偏屈なイメージがある「
思いのほか優しい人(蛙!?)だったこと。ここがポイント。
子供が理不尽なおねだりをしてきた時、
親子でお金のこと、世の中のことを一緒に考えるには、
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